ベビ待ち・不妊症の皆さまに朗報! ”不妊治療”の保険サポートガイド

images (4)


子供が欲しくて欲しくてたまらない人にとって、なかなか出来ないのは本当につらいことだと思います。不妊は原因の特定が困難なケースが多々あります。不妊治療は肉体的にも精神的にも、そして経済的負担も大きく、無事に妊娠・出産し、我が子を抱ける日が訪れる保証はどこにもありません。せめて経済的に少しでもお役にたてればと思い、今回は、不妊治療に関する入院・手術についてご紹介いたします。

WHO(世界保健機関)では、不妊症を”避妊していないのに2年以上にわたり妊娠に至らない状態”と定義しています。一般的に、不妊治療は医師に相談し、タイミング療法からスタートします。タイミング療法にともない、主に女性側に不妊の原因と考えられる病気がないか、精密検査が行われます。精密検査は数日間の入院をともなうことがあります。「不妊症」を疑った入院は、「病気の治療を目的とした入院」として、入院給付金のお支払い対象です。

保険会社によっては、”検査”を目的とした入院と判断し、お支払い対象外となることもあります。精密検査の結果、”子宮筋腫”や”子宮内膜症”が判明し、入院・手術などの治療を行う場合は、”子宮筋腫”や”子宮内膜症”の治療を直接の目的としており、お支払い対象となります。

他にも卵管造影検査の結果、卵管通過障害が認められる場合には、卵管形成手術(K890)が行われるケースもあり、これも入院給付金、手術給付金ともにお支払い対象です。また、女性ホルモンの調節を行うHMG療法を行うケースがあります。HMG療法により、過剰に卵巣が刺激されると、”卵巣過剰刺激症候群(OHSS)を引き起こすことがあります。これは不妊治療の副作用ですが、疾病の治療を目的としており、お支払い対象となります。

不妊治療といえば、体外受精や人工授精が頭に浮かぶ方も多いと思います。体外受精などを行う場合数日間の入院をともないますが、残念ながら入院給付金のお支払い対象にはなりません。理由は、保険では”妊娠・出産”を病気としていないこと、人工授精は体内に受精卵を取り込むことであり、病気の治療とは解釈できないことなどです。

ただし、一部の保険会社では、女性に対して行われる”GIFT(卵管内配偶子移植”とZIFT(接合子卵管内移植)”を、手術保障88種タイプの手術番号52「その他の卵管・卵巣手術」として、入院日額の10倍をお支払い対象としている会社もあります。また、男性に対して行われる”TESE(精巣内精子採取術)”と”MESA(顕微鏡下精巣上体精子吸引術)も、手術番号43「睾丸・副睾丸・精管・精索・精嚢・前立腺手術」として、入院日額の20倍をお支払い対象としている会社もあります。しかしながら、いずれも健康保険が適用されない自費手術であり、公的医療保険連動型タイプはお支払い対象外です。

医学が日進月歩の進化を続ける中、不妊治療も確実に向上しています。しかし、人類の英知をもってしても、生命の神秘には辿り着いておらず、子供を望むすべての人にとって抜本的な解決策はない状況です。一部の保険会社では不妊治療中の方でも加入できる医療保険もあります。さらに不妊治療に特化した保険開発を検討してはいるようですが、リスク管理、採算の観点から商品化は難しいようです。今後、ますます医学が発展し、子供を望むすべての人が、わが子のぬくもりを感じられる日が来ることを、切に願うばかりです。

関連記事